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小物・薄板の精密板金加工、試作加工 (有)長井技研
山形県長井市の町工場
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資料館(公差)
>> 2.公差・幾何公差関連JIS規格概要 - 加工品の普通公差(普通寸法公差)、一般公差
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●金属プレス加工品(打抜き・曲げ・絞りによるプレス加工)の普通寸法公差
引用元 :
JIS B 0408:1991 金属プレス加工品の普通寸法公差 |
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- JIS B 0408:1991 金属プレス加工品の普通寸法公差 − General dimensional tolerances for parts formed by press working from sheet metal
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【 金属プレス加工品(打抜き・曲げ・絞りによるプレス加工)の普通寸法公差 】 |
1.適用範囲
この規格は、金属プレス加工品の普通寸法公差について規定する。
なお、ここでいう 金属プレス加工品とは、金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したものをいい、金属板のせん断加工品は含まない。
備考1.
この規格の引用規格を、次に示す。
備考2.
金属板のせん断加工品には、JIS B 0410 を適用する。
2.用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は、JIS Z 8114 によるほか、次による。
- 打抜き プレス機械を用いて、金属板から所定の形状に型抜きすること。
- 曲げ プレス機械を用いて、金属板を所定の形状に曲げること。
- 絞り プレス機械を用いて、金属板を所定のカップ形状に成形すること。
3.打抜きの普通寸法公差
打抜きの普通寸法公差の等級は、A級、B級及びC級の3等級とし、それぞれの寸法許容差は
表1 による。
表1 打抜きの普通寸法許容差 (単位 : mm)
基準寸法の区分 |
等級 |
A級 |
B級 |
C級 |
6以下
6を超え 30以下
30を超え 120以下
120を超え 400以下
400を超え 1000以下
1000を超え 2000以下 |
±0.05
±0.1
±0.15
±0.2
±0.3
±0.5 |
±0.1
±0.2
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2 |
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2
±2
±3 |
備考: A級、B級及びC級は、それぞれ JIS B 0405 の公差等級 f、m 及び c に相当する。
4.曲げ及び絞りの普通寸法公差
曲げ及び絞りの普通寸法公差の等級は、A級、B級及びC級の3等級とし、それぞれの寸法許容差は
表2 による。
表2 曲げ及び絞りの普通寸法許容差 (単位 : mm)
基準寸法の区分 |
等級 |
A級 |
B級 |
C級 |
6以下
6を超え 30以下
30を超え 120以下
120を超え 400以下
400を超え 1000以下
1000を超え 2000以下 |
±0.1
±0.2
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2 |
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2
±2
±3 |
±0.5
±1
±1.5
±2.5
±4
±6 |
備考: A級、B級及びC級は、それぞれ JIS B 0405 の公差等級 m、c 及び v に相当する。
5.図面上の指示
図面又は関連文書には、この規格の規格番号及び等級を指示する。
なお、打抜きの普通寸法公差と曲げ及び絞りの普通寸法公差とを異なる等級で指示する場合には、そのことを明記する。
- 例:
- 打抜きの普通寸法公差 : JIS B 0408-B
- 曲げ及び絞りの普通寸法公差 : JIS B 0408-C
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